【落語】落語とメディア展@早稲田大学行ってきました
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館にて開催中の企画展、「落語とメディア」に行ってきました。展示、無料でいいのかな、ってくらい盛りだくさんだったと思います。
展示
2Fフロアの2室+廊下に展示がされていました。
1F入って右側からの階段を上がって右側、広い方の展示室、階段から進んだ奥側の扉に今回の展示の「はじめに」的な文章がったのでそちらから時系列で進むのが良いかなと思いました。広い方の展示室は大きく分けて4コーナー。
- 寄席
- 速記・レコード
- ラジオ・テレビ
- 拡張する落語
紙から音(ラジオ)、音声(TV)と移り変わっていく落語の流れが垣間見えて、非常に楽しい展示でした。
拡張する落語では雲田はるこ先生の落語心中の生原稿もありました。9巻の死神と対峙するシーンでした。ペンタッチがとても美しかったです、アナログペン素敵でした。描き込まれている青鉛筆の指示もウヒョーとなります。トーンからはデジタルなんですね。
連雀亭のトレーディングカードも全種並べてありました、若手の落語家さんが一覧に。
真ん中の椅子には図録「落語とメディア」の冊子見本もあったので、購入を迷われている方はそちらをパラパラ見るのも楽しいのでは。
もう一方の展示室にはエンパク寄席。畳敷きの広間の奥に舞台になった高座が再現されていました。実際の根多帳や太鼓、バチ等も展示されていました。スクリーンでは昔の落語を特集した映像が。白黒。
場所
早稲田大学@早稲田キャンパス
私は東西線3a出口から出ました。3b出口から出ても距離はそんなに変わらないと思います。徒歩5分程度。早稲田大学界隈、初めて行ったのですが、学生街って感じで新鮮でした。3a出口から出ると三菱東京UFJのATMやファミマがあるので軍資金がおろせます。
早稲田大学キャンパス校内にある坪内博士記念演劇博物館内の企画展示だったのですが、常設展示でも演劇に関する展示がかなりのボリュームで展示してあり、見ごたえがありました。私は2時間程滞在したと思います。面白かったのは昔の能の舞台の模型再現。演じられる演目自体も好きなんですが、会場そのものにも興味があるので面白く見ていました。
展示は入れ替えあるとのことだったので、来年1月までにもう一度くらい行きたいなと。その他、落語会も開催されるので、行きたいなあ。
感想
落語初心者ですが、とても楽しく回覧しました。もうちょっと昔の方を知っていれば余計楽しいんだろうなあ。また、展示の切り口が落語の中身の話ではなく、媒体という切り口で新鮮でした。
現代はTVとかマンガに反映されるところがフォーカスされていましたが、今後はもう少し違う形で広まっていくのかなあと思いました。SNSとか、インターネット上での動画配信とか。それすらも古いんだろうなあ。
関連リンク
公式ツイッター
関連イベントのアナウンスをこまめにやってくれているのでフォローしておくと吉です。
図録
通販あります、ちょー読み応えあります。落語心中好きは山寺宏一さん×石田彰さんの対談+雲田はるこ先生描きおろしの柳家小三治師匠のイラストあるとかで買うしかない。そしておなじみサンキュータツオさんの渋谷らくごに関する章もあり。