【昭和元禄落語心中】ブルーレイ1巻と放送版比較

どうもまひるです。

先日届いたBD1巻を見て、あまりの放送版からの追加具合に、思わず差異を調べ出してしまいました。今思えばエクセルとかで原作も並べて比較すれば良かったと思いましたが後の祭りでした。

そんなこんなで昭和元禄落語心中1巻の放送版からの追加シーンをまとめました。

※個人で抽出しているため事実と異なる場合があります

[シーン追加]子夏さんとの2人会話

・弟子入りを止める
与太郎の起源
・八雲は弟子を取る気が無い
・落語と心中する
・そういう所がだいっきらい
与太郎の父ちゃんは落語好き
・子夏の落語
・八雲の三味線
・贅沢な家

[シーン追加]弟子入り着物

助六と行った着物屋
・人様の見立ては得意
・「みっともない」と諌める八雲

[シーン追加]銀ブラ

・荷物持ちの与太郎

・「与太郎、遊ぶよ」

[シーン追加]楽屋入り

・演芸評論家アマケンがあいさつ
・「邪魔」と一喝する八雲

[台詞追加]楽屋にて

・人に会ったら挨拶だけしとけばいい
 愛嬌だけがとりえなんですからね

[シーン追加]アマケンと与太郎

・廊下にて天野さんの問い詰め
・アマケンによる八雲解説

[シーン追加]四か月後:与太郎の落語×3回

・全然受けない
・お茶っ葉山盛りでお茶出ししようとして止められる
・縁側で師匠のくわえ煙草で膝枕耳かき

[シーン追加]子夏に背中の刺青が見つかる

・過去の思い出話
・師匠が稽古してくれない
 →「あたしがしてやるよ」

[シーン追加]子夏の稽古

・台詞が浮き出る表現
・2階から聞いている八雲

[台詞追加]子夏の指摘

・子夏の落語稽古指摘から助六の落語の感想
 →放映版はすぐに与太郎のごちるシーン

[台詞追加]兄貴との再会、縁側のシーン

・「正直もう会えると思ってなかった」
・「狭い町だから」

[シーン追加]寄席

・姐さんの演奏シーン
与太郎の太鼓
・前の人の出番中の客席
 →八雲、兄貴、子夏、松田さん
 「弟子の成長を見に」
 「今晩の与太はきっといいよ」

[音声変更]与太郎の出番

・TVバージョンは三味線だがBDは太鼓のみ
 (外のカットから繋いだため?)
 BD版は与太郎の汗の音が際立って焦る気持ちが伝わってくる

[台詞追加]出来心

・冒頭の帯から抜いた扇子を置くシーンが追加
・どういう家に泥棒に入ったかを弟分が報告
 屋根も何も無い家
 →公園に泥棒に入った話
 →放送バージョンはカットで兄貴がいきなり弟子をしかっているシーンから

・兄貴が送り出すシーン
 「泥船に乗ったつもりで」
 「いいから行ってきな」

・家を見繕ってしのみびこむ
 「ごめんくださーい」
 「随分愛想のない家主だね」
  留守なのに返事を所望する

・花色木綿
 お客さんのリアクション
 →TV放映版より多い
 与太郎の反響を噛みしめる表情からの
 爆笑を見つめる師匠
   
 「たんすがかい」
 「箪笥の裏が??」
 子夏さんの緊張・回想・青い空・潤む目

・終わった後
 「親分と面識がある」
  八雲に抱きつく与太郎
 「前座がこんなとこいられんのかい、お勤めいってきな」

[追加]仲入り

【夏の二人会】

・八雲邸  

 タンクトップ与太郎
 うちわ師匠
 鼻つまむ

・夏の京都
 満月さんと京都駅で待ち合わせ
 「妬けちゃうな」

・移動中の車中
 「あの人にはまだ居てもらわねぇと」
 「奈良の大仏!!」
 「弟子というか犬っころ」

・師匠の家
 「八雲ちゃん」
  与太郎の芝居がかった挨拶

・二人会会場での与太郎と満月

 掛け軸について語る二人
 楽屋で与太郎・満月の弟子入りを断られた話
 (ピンクの着物)
 悋気の虫だといいながら煽る与太郎
 師匠に怒られる与太郎

・落語
 羽織を脱いで話す八雲
 「本日は涼しめのお話を」

・横から見守る二人
 父の十八番だったが気にいった

・満月の異様な執着

・特等席を譲らない八雲

【八雲邸:子夏と松田さん】

・昔の写真
・しかしばい
・松田さんの昔の語り
 「一人は死に一人は名代」
 「あたしは本当のことが知りたいだけ」

【京都の川床】

 「今年で最後かも」
 「噺家も人間です。あたしもあなたも何れそうなる」
 「人ひとり失うことがあんなにもいたい」
 八雲の独白

【縁側で花火】

「八雲ちゃんは陰気」
・萬歳師匠のひとりごと
 八雲は助六がほしゅうてお前を弟子にしたのかも

【帰京】

・急いで出かける与太郎
・レコード店で助六のレコードを探す

【楽屋】

・みんなに助六の話を聞く
・助言を聴いて自宅の押し入れをあさる

【ホールに立つ八雲】

助六と歌舞伎を見に来た会場
・大興奮した助六の話
 「あたしがここで最後かね」
 「大勢と歩む落語はあたしにはできない」
・ステージに正座する八雲
・向かい合う2人

【料亭】

女中として働く子夏
・呼ばれてお酒をもっていく子夏、入ると八雲
 「助六を探る子夏に釘を指す八雲」
 「あたしを殺そうが自由さ」
 「噺家になろうとするなら阻止する」
 「乗り越えなきゃなんねぇもんが多すぎる」
 「恋をすると狂う」
・反抗する子夏
・男に生まれなかったことをごちる八雲

・落語を始める八雲
 助六の落語
助六の影を見る子夏
助六はあたしの中で生きているが、
 こんなのは中途半端な亡霊
 このまま生きるのは違う、一緒に心中するのさ

 【独演会】

・廊下ですれちがう満月と与太郎
 「与太郎はん、よくも八雲師匠の顔に毒塗ってくれたな」
 与太郎の腕をつかみ
 「あの人の弟子なんて名乗ってほしくないわ、ほな」
 息を呑み見送る与太郎

鰍沢
 旅人の台詞一部カット
 旅人が逃げる描写が多い
 崖の描写(月は欠けている)

 【独演会終わりの帰り】

・足袋のまま歩いて茫然自失で帰る与太郎
・坂の先に見える八雲の背中
・泥だらけの足袋で玄関

【ED】

BD:サントラ
放送版:薄ら氷心中

ということで、ディレクターズカットば1話まるまる増えてんじゃないの?という充実っぷりでした。満足です。子夏関連の描写が結構削られていたのですが、やはりあった方が今後の与太郎との絡みとか、八雲との確執に重みがでるように思います。

2巻以降の追加も気になるので、ちょっと比較してみようかなと思っています。ちょうど手元に届きましたし。

ちなみにこの日記を書いている今、12話放送を見終わったばかりで放心状態です。あの二人が落ちて行った時のはじけるエフェクトが瞼の裏に残ってます。胃がきりきりする。

ただ、雲田先生のツイートがあるので、13話までには心を落ち着けて、最終回視聴したいと思います。